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中陰の荘厳
中陰の荘厳(しょうごん)は、葬儀後火葬が終わり自宅へ還骨された時から、四十九日(満中陰後の納骨)までの期間のおかざりです。お内仏の横に法名軸と遺骨を安置するため中陰壇(ちゅういんだん)を設置して仏事をお勤めします。身近な人を失った悲しみの経験の意味が問いかけられている場です。私たちに起こる沈黙の経験は「いずれの行(ぎょう)もおよびがたき身なれば」と教えられる親鸞聖人の出遇われた念仏の仏教と共鳴し、深められる機縁となる大切な仏事なのです。
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中陰壇(ちゅういんだん)
お内仏の横に設置する法名軸と遺骨を安置するための中陰壇。お供えは葬儀で用いたものを移し、遺影(写真)は壇の横にかざります。まだお内仏が安置されていない場合は中陰壇の上にご本尊を掛けます。
お内仏の上卓(うわじょく)
上卓(うわじょく )に白の打敷(うちしき)を掛けます。銀濃供笥(ぎんだめくげ)に銀紺方立(ほうだて)を挿し、小餅を重ねた華束(けそく)を供えます。
お内仏の前卓(まえじょく)
前卓(まえじょく)に白い打敷(うちしき)をかけ、卓の上は、三具足(鶴亀燭台・土香炉・花瓶)のおかざりです。
中陰中の仏華は無色花といって、まさき・あおき・あせび等をかざります。また、蝋燭は白または銀を用います。
提げてある仏具
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